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みにくいアヒルの子 [心]

「あなたは病気だから、気を使ってあげたのよ」 と ある方から言われた一言が忘れられません。
あれから、何度も 何度も 心の中で繰り返し、辛くなります。
そんな中、アンデルセン童話の『みにくいあひるの子』というお話しをフッと思い出しました。
おおかたの人が知っている物語だと思いますが、、、、、

     『みにくいアヒルの子』  作:アンデルセン

アヒルの群れの中で生まれ育ったヒナ鳥が、他の子どもたちと似ていないという理由により、いじめられて、退けものにされたあげく、群れを追い出されてしまいました。
ひとりぼっちになったヒナ鳥は、いろいろな群れに入ろうと試みるのですが、どの群れにも辛く当たられ、もう、生きて行くことに耐えられなくなってしまいました。
暗い冬空を見上げながら、「ひとりぼっちでは、辛すぎて生きていくことなんか出来ない・・・。 ならば、いっそ猟師にでも殺してもらおう!」と思って水辺へと行ったのですが、そこで水面に映った成長した自分の姿を初めて、「あぁ、自分はアヒルでもカモでもなく白鳥だったのだ」と知るのです。

いろいろな翻訳本が出ていますが、だいたいはこのようなストーリーで終わっています。
無垢な子供の頃は、「良かったね」で聞き終えていた童話でしたが、ひねくれた大人になった今、フッと思い出してみたらなんだか納得いかなくて・・・
自分が美しい白鳥だと知ったら死ぬ気がなくなったの?  たまたま仲間がいたからLUCKYだった?
じゃあ、醜かったら生きていてはいけないの?! 他の人と違ったら生きていちゃダメなの?!

「私が病気持ちだから、仏法を聞く以外に、何もしてはいけないの・・・・・?」
それを言われた時、病のことカミングアウトするんじゃなかった・・・、と後悔しましたが、後の祭りです。
もしも発作が起きれば誰だってみな迷惑がるでしょう・・・  それは私自身わかっていることす。

みにくいアヒルのままでは、誰も仲間に入れてくれないのも仕方のないことかもしれません。
そんな一言を気にし過ぎている私がアホなんです。 しょうもない大バカ者です。

でも、そんな私に、「奈っちゃんは何のために人間に生れさせてもらったの?」と聞いてくれたのは、Daneでした。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
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