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千代保稲荷神社 [小旅行]

相変わらず不眠続きの毎日ですが、体調の方は まずまずです。 お友達に、「寝ない分だけ寿命が縮むぞ」と言われましたが、そ~ゆ~迷信にも笑って応えられるほどになりました。
私、この一年で 随分と強い子に成長したような気がします…。 なんちゃって(^.^)

今日は、久しぶりに連絡をくださった金山さんが、気分転換になればとドライブに誘ってくださったのでお出かけすることにしました。
でも なんだか 何をするのにも億劫で…、 「楽しい」だとか、「悲しい」だとか、今まで当たり前のように湧き起こっていた感情ですら、今は わざわざ起こさなくてはならないほどに鈍く動かない感じです…。
「ドライブは好き! → 好きなことは楽しいはず! → 楽しいことならしたいはず!」 などと、こんなふうに理屈っぽく感情の行方を決めることにも面倒くささを感じている私がいます。
そして外出することを決めても、今度は身体(行動)がついてこなくて、また理屈でおだてて自分を動かし、言われるがままに「はい、はい」と事を運ぶ…。  感情だけ睡眠中なのかしら…?

でも今日は、お出かけをしてよかったです。 とても楽しかった… と、思います。

考えてみたら、家族以外の人とお話をするのって、高山へ行って以来なので一週間ぶりなんです。
MAILやBLOGで 毎日 文字を発信していますので、ついついしゃべっているような気になっていたのですが…、 久しく会話とご無沙汰してしまうと、人はしゃべれなくなってしまうものなのでしょうか…?  今日のドライブでは、あまりお話しすることが出来ませんでした。
「何があったのか話して」と聞いてくださっても、「いっぱい いっぱい ありすぎて、言葉が見つかりません…」としか言えませんでした。 もっとも、お話ししたとて わかってくださるとは とても思えなかったので、「話しても無駄…」との思いから 押し黙ってしまったのも事実です…。
孤独ですね・・・・・  私は、自分の孤独に目暗がりになっています・・・・・。

しゃべれなかった理由はもう一つあります。
私は…、 やはり、ここにいてはいけない気がする・・・・・。 と、 子供の頃から感じてきたことを、先般の一件で、改めて指摘されたことで、「自分が存在している」ことが怖い…、 と言いますか…、 うまく言えませんが…、 独りでいる時には忘れていた、「生きているだけで迷惑…、 迷惑にしかなっていない私…」というところに強く囚われて、「こんな私に何が言える? 私なんかがモノを言えた義理か!」という思いで、何かしゃべろうとする度に、自分で自分にストップをかけてしまう…、そんな感じでした。
私…、幼い時のままですね…、 あの頃から、何も変わっていなかったのですね・・・・・

今日は快晴の青空で、風もなく暖かくて最高のドライブ日和でした。 遠く雪をかぶった山並みがとても美しく見えました。
何気なく交わす言葉は自然に出てくるのに・・・、 私は、言葉に出来ない胸の内を誤魔化すかのように、車の窓を開けて目を瞑ったまま風を感じていました。

到着したのは、岐阜の‘お千代保(おちょぼ)稲荷神社’というところでした。
京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と並んで、日本三大稲荷の一つともいわれているそうです。
東口の大鳥居の前に車を止めて参道へ向かうと、そこから門前町の商店が100軒以上軒を連ねて、まるで縁日にでも来たかのように…、 八百屋さん、漬物屋さん、お菓子屋さん、お麩屋さん、洋服屋さんに、縁起物のお店に、お土産屋さんなどなど、平日だというのに たくさんの参拝客で賑わっていて、私も少しだけ元気をいただきました。

3532251東大鳥居から100mほど歩くと、右手に小さな鳥居があって、そこに二・三軒のお供え物屋さんが呼び込みをしていました。 「油揚げ と ろうそく、持って行ってよ! 30円だよ~!」って!
立ち寄って見ると、おばさんたちが手際よく 三角に切った油揚げに一本の稲藁を通して輪っかにし結びながら、製造しつつ、販売しつつの商売をしておられ、参拝客らはこれを手に持ってお稲荷さんの境内へと向かわれる。

千代保稲荷(通称「おちょぼさん」)は、境内も拝殿もとても小さくて、どうしてここが 日本三大稲荷? と問いたくなるほどですが、「へ~ぇ、そ~なんだ~!」と、軽く驚きのある神社でした。
でも、とてもいい感じ! 何が?って、 おちょぼさんって、神社でありながら、神社らしくないんですもの!
おさい銭箱もあるにはあるのですが、ほとんどの参拝者は、入り口で購入した30円の油揚げを捧げるだけでした。
なおかつ、掲示板には、 「当神社では、御札・御守り等の販売も、朱印帳の記入もしておりません」と書いてありました。
また、拝殿前におみくじはあったのですが、そこに料金の記載はなく、チョコンと置いてあるお菓子の空き箱には1円や10円玉が数枚入っていたのみで、「ご自由にお引きください」と言わんばかり!
商売っ気のない、なかなか珍しい神社でした。 

おちょぼさんを後に再び門前町の通りに出て、今度は南大鳥居の方へと向かって歩き始めました。
その途中、串カツや土手煮の香りにそそられながら、また、草餅やたい焼きに伸びる手を押さえながらの散歩道…、 フッと気がつくと、私、結構~ 元気になってきていました。
そして、「楽しい」という気持ちが自然に湧いてきて、それが「嬉しい」と思えました。
「思いなんて関係ない! 悪だ! 捨て物だ!」と言われますけど、「思い」があるからこそ、思われている・願われている その御心を聞かせていただくことができるのではないのでしょうか? なんて…、 言い訳ですかね…。

そんなことを考えながら門前町をのんびりとお散歩。
そこで興味を惹いたのが 通りにある何軒かのお食事処で、そのショーウィンドーには、モロコの甘露煮、鮒のみそ煮、鯉のお刺身や、鯰(マナズ)のかば焼きなど、珍しい川魚のメニューが並んでいました。
変わりモノ…、 食べてみたい気がしましたが、これまたグッと堪えながらも、久しぶりの食欲に、やっぱり嬉しいと感じている私を発見しました。
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