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河津バガテル公園 [小旅行]

先週、河津バガテル公園のローズガーデンを見に行ってきました。
その日はあいにくの雨模様となってしまいましたが、その分お客さまの入りが少なくて、のんびりゆったりとバラの花を鑑賞することができました。
でも、傘も持たずにふらふらと歩いていたのは私だけ・・・(^.^ゞ  風邪をひかなくてよかったです!

5.24 河津バガテル公園b.JPG10年ほど前にオープンしたこの公園は、パリ市ブーローニュの森にあるバガテル・パークのローズガーデンを模しており、現在 約1,100種 6,000本以上のバラが植樹されているそうです。
公園のウェブ・サイトによると、「バガテル」とは フランス語で 「小さくて愛らしいもの」 という意味なのだそうですが・・・、 ここ最近、親友とよくピアノの話しをしているせいでしょうか、私は 「バガテル」と聞いてベートーベンを思い浮かべました。
もともと、フランスにあるバガテル公園は、セーヌ川のほとりに建つ小さな小屋が発祥ということで「ガバテル」という名前が付けられたそうですが、クラシック音楽でいう「ガバテル」とは、「ちょっとした曲」という意味に解されます。
でも、河津バガテル公園は、「バガテル」と言うにそぐわないほど、広くて美しいバラの園でした。

5.24 河津バガテル公園a.JPGバラを大きく分類すると、「オールドローズ」 と 「モダンローズ」 とに分けられます。
「オールドローズ」は、1867年にフランスのJ・B・ギョーによって発表された「ラ・フランス」という品種以前から存在していたものをいい、それ以降に発表された品種は「モダンローズ」と呼ばれています。
そのモダンローズに区分される 「イングリッシュローズ」という新しい系統のバラは、イギリスのバラ育種家であるデビット・オースチン氏が、オールドローズの特性である芳香と、四季咲きが特性のモダンローズとを交配して作り出したもので、色・香り・形に至るまで、様々なバリエーションの新品種を作り出しています。

さてさて、以前にも書きましたが、バラの歴史はとても古く、古代ギリシア以前からその存在が確認されていて、ここ日本もバラの自生地として世界的に知られているところであります。
『万葉集』にも、「茨(うまら)・(うばら)」という呼び名でうたわれていて、また江戸時代初期になると西洋バラが日本に入ったことをきっかけにバラの園芸栽培も行われるようになったとの記録が残っています。

5.24 河津バガテル公園1.JPG

バラについては、まだまだ書きたいことがたくさんありますが、今回はこの辺までにしておきます。
あぁ~、そう言えば・・・、 昨日、内閣総理大臣を辞任された鳩山由紀夫氏のおじいちゃんで、55年前の首相であり、自由民主党の初代総裁でもある鳩山一郎氏は、バラの愛好家として有名で、身体が動けなくなるまでバラの栽培に熱中していたそうです。

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