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11月 浅野屋交流会 [座談会・懇親会]

ちょっと前になりますが、久しぶりに浅野屋交流会に参加させていただきました。 半年ぶりです。
「今日は、貝でいよう…」 なんて初めのうちは口を瞑っていたのですが、Imさんが登場されてからは、その言葉の一つ一つが 「自分とは違う…」 というところで引っかかってしまってどうしても言いたくなってしまい、今の私のところをアレコレと声に出させていただきました。
その喜んでいらっしゃるところの奥にある御心は? というところで、とてももったいないという気持ちになったのであります。

仏法を聞かせていただける御縁を結んでいただいたということは、それは それは 語り難いほどに尊く喜ぶべきことだと思いますし、こうした御同行との交流の場にて法水を浴びせていただけるという御法縁を、どうしようもなく嬉しく思うというのは正直なところではあります。
でも、「仏法を聞くとは?」というところに立ち返った時、はたしてそこの御縁のところで立ち止まったまま喜べるのかな~ぁ… と思ったのであります。
そもそも 「仏法を聞く」とは、本当の私の姿を聞かせていただき、そこにかけられた如来さまのご苦労を聞かせていただくことだと教えていただきました。
しかし、私の方は、それが聞きたくないのです。
己の罪悪もわからず、この世の無常もわからずに、地獄行きのタネまきばっかりをしている自分を これでもか! これでもか! と聞かされるのですからね・・・。 
仏も法もそっちのけの日暮らしの中で、「こんな私のために・・・」 と涙することなどまず無いヤツが、この私一人のために命を投げ出してくださっているという如来さまの苦労話しを聞かされるのです。
そんなの私としては、聞きたい話しでも、喜ばしい話しでもありません。
自分の苦労話はみんなに聞いていただきたいが、逆の立場で他者の苦労話や、ましてや私の為に御苦労をしてくださっている方の話しを聞かされるなどという、そんな御縁を結んでいただくのですからね~ぇ、 まったく迷惑千万でしかありません。

でも私は思うのです。 ホンの断片的な 小さな 小さな一片であっても、本当の自分の姿を観させていただくって ものスゴイことだなぁ~って。
自分でも吐き気のするような卑劣でおぞましい我が身、我が心なんて見たくも聞きたくもないのが私ですから、「そうそう、私はこんなに悪いヤツなのよ! 極重悪人なの!」 だなんて素直に聞けるはずがないんです。
そんなヤツなのに、「私って、こんなに醜いんだ…、恐ろしいんだ…」って 一瞬でも見ることが出来るだなんて、それってやっぱりものスゴイことだと思うのです。

でも私は、ずっと ず~っと、これに 逆らい 逆らい続けてきました。 こんな自分を観せられるたびに、これを私に見せつけているヤツ(如来さま)にたて突いて、「なんで私を苦しめる! どうしておまえは私を不幸に陥れるのか!」 って憎み続けてきました。 「仏法なんかと出遇わせやがって!!」 と、そんな真の自分を観させていただく御縁など、喜ぶべきどころか、私にしてみたらこれほど迷惑なことはない! と、如来さまを恨み続けてきたのです。

でも、そんな私がチラッとでもお経に言われている自分を、「は~ぁ~、そうかい! 私はそんな悪人だったんかい!」 と 受けることが出来た時、同時に、「そやったら、如来さん、さぞ御苦労をなさったのだろうな~ぁ~」 というのが出て来たのです。
私は、如来さまの御苦労がわかるような輩ではまったくありません。 なんぼ自惚れ強い私でも、「私は如来さの御苦労を知っているのよ~!」などとはとても言えませんが、でも、「こんな私」 というヤツを、縁にふれ折にふれて観させていただくたびに、「そ~だったんだ、 あぁ、そうだったのだ~」 と聞かせていただき、そこで如来さまの御苦労と遇わせていただいた上に、そこのところで ヌフッ という喜びまでいただける。
バカでアホでダメダメな私を観せられるほど、それが黒ければ黒いほど、深ければ深いほどにそこにかけられた願いの大きさを知らされ、そこでさらに 大バカで大アホで全然ダメダメな私を知らされるんです。
そんな自分を知らされて、イェ~ィ(^◇^)v という喜びや、ありがたや ありがたや という殊勝な心が出てくるわけではありませんが、ただ、こんなにも苦堕落な自分を観させていただけるというのは、めっちゃめちゃにスゴイことだと思うのです。

御縁のところでは喜べないということでも、喜んではいけないということでもなくて、そういったご縁のところで、今こうして現に働いてくださっている如来さまを感じさせていただけているという事実の上に、これまでおかけした御苦労を垣間見させていただき、それが全部この私一人のためだったと知らされたら、嬉しく思うよりも申し訳なかったという思いの方が先に湧き上がってまいります。
「今まで何も知らなんだ・・・・・」
今だって私が如来さまにかけてきた御苦労など霞ほどにもわかっちゃいませんが、ただ、「御縁ありがたや~」と言っていた私に、「そんなもんやないでー!!」と叱咤してくださった先輩お同行さんのお言葉が、ほんのちょっぴり身に染みてきたのであります。 南無阿弥陀仏
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コメント 2

MANU.

ヌフッ だよねぇ。
なっちゃんに「ヌフッ」と喜ばせるなんて、めっちゃめちゃにスゴイことことだよねぇ。
by MANU. (2010-11-29 14:44) 

奈っちゃん

出てきたままが、「ヌフッ」 でした (^^ゞ ナハッ
これって、よ~ぅわからんけど、めっちゃスゴイことなんですよね(#^.^#)

by 奈っちゃん (2010-11-29 15:25) 

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