SSブログ

11月 東海支部輪読会 [座談会・懇親会]

昨日は、東海支部の輪読会に初めて参加させていただきました。
支部の行事に参加するのは8ヶ月ぶりとあって、直前まで参加の有無を自分の中で推し計っていたのですが、ものの見事にランチに釣られてしまったわけであります・・・(^_^;)。

輪読は、Mo先生の書かれた 「なくなる心、なくならない心」 のお味わいを軸に進められ、参加者は19名とけっこう多かったのですが、大きな気負いもなくその場にいさせていただくことができました。

冒頭の、「後生が明るいとは、浄土の光り輝くヴィジョンが迫ってくることでもなければ、‘往生ハッキリ、往生スッキリ’ と叫べるようになることでもない」 と言う所だけでもかなりの時間を要しての談合となりました。
私の方としては、やっぱり ‘往生ハッキリ、往生スッキリ’ と叫びたいですし、そこに欲の手も伸びていきます。 でも、そんなところをどこまでも求めていっても後生は明るくなどなりません。
振り返ってみれば、往生がハッキリ・スッキリしたかしないか、自分の喜びは本物か偽者か、これは自力なのか他力なのか、そんな判断を人に求めて、自分の理想を実現化することにずっと力をそそいできましたが、そこには私の思いしかありませんでした。
輪読会でも、ご意見が腹にストンと落ちるか落ちないか、罪悪や無常を感じられるか感じられないかということを問題にいくつもの意見が飛び交いましたが、肝心なところがまるで抜けてしまっているのです。

事実は事実であり、その事実に対してトヤカク言っている「私」という本体が抜けていては仏法にはならないということを申し上げたのですが・・・。 
罪悪深重というのも、諸行無常というのも、これは事実であり、そう思えるか思えないか、感じられるか感じられないかではなく、そんなところに囚われている「私」とうヤツを問題にせずして、思いや感じのところだけを右に左にやっていたのでは、仏願の生起は聞かれないということです。
私は、自分の罪悪など聞きたくないし、その業を背負った後生など知りたくもありません。
でも、「うるさい!放っといてくれ!」などとわめいている「私」というヤツを他所に置いていては仏法になりません・・・、 「私」なくして、この私にかけられた如来さまの「願い(御心)」など、知り得るはずがありませんもの。 

私が引っかかったところは、「後生の問題を如来様に取り上げられてしまった」という箇所でした。
そもそも、後生を問題にしたことのない私の「後生の問題」を取り上げられるというのは、ど~ゆ~ことなのかしら?との疑問がわいて来たわけであります。
私のこの発言に対して、Imさんから、「僕は後生の一大事があったから仏法を求めてきた。みんプロセスは違えども、それが無いというのは・・・」と言われたのですが・・・、 私は、後生に一大事があるということも知らなければ、仏法を求めていますとの宣言の元に努力をしたこともありません。

「我」でしか聞けない私のいい訳ではありますが・・・
「後生に一大事があるよ」というのは、私は教えていただいて知ったことです。
でも、その一大事を一大事と聞けない私がいて、だから 何度も 何度も 「後生は大丈夫か?!」と、人に、自分に、問うてくださっているのではないのでしょうか。
それに、私が求めていたものは、「仏法です」とは…、恥ずかしながらとても言えないです。
私は、仏法を利用して、この世をいかに気楽に過ごせるかばかりを昔も今も追い求めています。
その為の努力といえば、お金と時間を使って法座に通い、お念仏を称え、と・・・・・ 如来さまの御手柄を全部自分の手柄にしておいて、「こんなにお願いしているのに、なんで私の願いを叶えてくれん!」 と・・・、 真逆な・・・、地獄行きの努力しかしてきていないのです。

私の引っかかりのその答えは、この文章の最後に問題提起の形で書かれてあると読ませていただきました。
「なぜ、(如来さまは)血をしたたらせてまで絶叫されずにはおられないのか」
誰がそうさせているのか・・・。 それは、この私でした。 
なぜそうさせているのか・・・。 それは、後生を一大事とも知らず、顛倒(てんどう)していることも知らず、自分の状況も知らないくせにわかったような顔をして、ず~っと ず~~~っと迷い続けて来て、これからも果てしなく生死の苦界に迷っていく私を放ってはおけないと仰る如来さまが大慈悲心を起こしてくださったからです。
その証拠が、私の称える 南無阿弥陀仏  如来さまの血の叫びである 南無阿弥陀仏 です。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。