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言うも、聞くも、妄念妄想 [座談会・懇親会]

SUさんからお声をかけていただき、ヒョッコリ遊びに行かせていただきました。
ご夫妻ともに仏法聴聞歴は長いのですが、入会されてからはまだ二ヶ月足らずで、ここひと月ほど前からメールのやり取りなどをさせていただいていて、その中で、直接会って会話が出来れば… とのお話をいただき 今回 お声をかけてくださいました。 
お誘いをいただきました時には、「法友と語り合える」という嬉しさの上から、「今の私に何が言えるの…?」という不安が覆いかぶさり、一旦は消極的な気持にもなりましたが、数日前に 「ひとつ ひとつの いただいた御法縁は 自身でつぶすことなく、大切に引き打受けて行く」という自らに起てた誓いを思い出して、今の私のままで今回の御縁をちょうだいすることにしました。

お昼過ぎにSU家へ到着。 噂には聞いていましたがホントに素敵な邸宅で、とても落ち着いた雰囲気の中で語り合うことができたと思います。
挨拶もそこそこにお話しされたのは、「○ ○ さんの信心をどう思いますか?」といった類のもので、方向違いの問いかけだとは思いましたが、彼らのお気持ちを察することが出来ただけに返答には少々詰まってしまいました。
そこで、「あなたの信心はどうなのですか?」と逆に尋ねてみると、「わたしたちはまだです」と答えられました。
「わたしたち?」… 、「まだ?」… 、 これを、私になりに受けているところでお話しをさせていただいたのですが、はたしてどこまでお伝えすることができたのか…、 いったいどのように受け取ってくださったのか…、 そこのところを もっと もっと 深くお聞きすることが出来なかったことが今回の反省点でありました。

このお話しの流れの中でもう一つ質問をさせていただきました。 「なぜ、仏法を求めておられるのですか?」と。
この問いには、「後生が気になったからです」と お答えになられたので、「後生って何ですか?」と 二重に問うてみると…、 やはり 通り一辺倒のお答しか返ってきませんでした。
そこで、「その後生の解決を 本当に 求めて 求めて 手に入れたと思っていますか?」と問えば、「はい!」とのお返事。
「‘後生’という言葉に描いた、自分の理想を求めているのではないですか?」 と問えば、「そうなんですか?」と逆返し。
「自身の後生の解決に、自身の命をかけられますか?」 と問えば、「う~ん…、そう言われても…」と口ごもり。

いろいろお話を聞かせていただきましたが、すべては自分の思い・妄想でしかないのだということを 強く 強く 感じさせていただきました。 それは、SUさんたちが…ではなくて、私自身も同じなのだと…。
「あなたたちの言っていることは、すべて自分中心のものの見方、自分は正しいという考えの上に立った、‘邪険驕慢’以外のなにものでもない! その賢ぶった頭で仏さまを足蹴りにしていることにすら気がつかず、そうして踏みつけにしている仏さまのお心を全く聞こうともしていないくせに、聞けないことを仏さまのせいにして!!」 との強い叫びが自らに返ってきて…、 私は、言葉を失いかけました…。
でも、反応するのです…。  私の思いとは別の所で、何かが反応して言葉になってくるのです…。
それが自分でも不思議で…、 本当に「私が聞かせていただいている」ということを肌で感じました。

Kzさんがこんなお話しをしてくださいました。 「最近、お念仏を称えながら歩いていたら、 ‘まだ、今はいいです’ という心が出てきました」 と。
先ほどの、「まだ、信心をいただいていない」という言葉と折り重なるように、「まだ、信心をいただかなくてもいいです」という彼の言葉が、私に重くのしかかってきました。
私は、どこまで行っても「まだ」なんです…。 その通りなんですよね…。 そんな自分に腹が立ちますよ~!
「今、ここで」のお救いに、「まだいいです」って?! それで求めてるって?! 何なんですか、それ?!?!?!
なんだか、すごく腹が立って、そして悲しくて・・・・・、 もちろん表面にそれを出すことなどしませんが…。

結局、私は、「私が求めているもの」と、「仏さまがくださるというもの」がぜんぜん違うということを根本ではわかっていないし、 「聞けない私」を見ることもなく、「いつかは聞ける」と思いたいばかりだし、 「堕ちる私」と聞かずに、「救われる私」と都合よく聞いて、 すべてが逆さまの妄念妄想であるということを知り得ないのです。
これを人に伝える時も、私はお聖経の言葉はほとんど記憶にないしわかりませんので、私の妄念妄想のお話し、私自身が味わっているところでしかお話しすることが出来ません。 それで いいのか 悪いのか・・・。  
でも、本当に ひとつ ひとつの御縁を通して、この私が聞かせていただくのだなぁ~ というところに、仏さまの願いを強く感じさせていただきました。
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