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高山法座より帰宅 [御法座・仏法]

高山の宿泊法座から帰宅して、ちょっとだけお疲れぎみな夜・・・・・。
この二日間、たくさんの愛、大きな愛に包まれて過ごしたせいか、今、こうして独りぼっちに戻ってみると、無性に人恋しくて・・・、 寂しくて・・・・・。

血縁的なつながりがあるわけでもなく、世間的にも何の所縁もない私に、年齢とか性別とか社会的立場さえも超えて、無償の愛で包んでくださる人達がいます。
その源には、御法を通して結ばれた「深縁」、同じ親仏の子どもという「真縁」なるものがあったとしても、それらは私レベルのところでわかるものではなく、ただ 表面的な「有り難き縁」として 簡単に通り過ぎてしまうだけの私です・・・・・。 そして、ホンのわずかでも感じたそのご恩にすら、何も返すことの出来ない私です・・・・・。
そんな私を高山のお同行さん方は、孫のように、娘のように、妹のように迎え入れてくださり、その上、「よう来たな! 来てくれてありがとうね!」 とまで言ってくだされる。
現実の家族以上に家族らしい高山ファミリーの中で、自由に笑ったり、大泣きしたり、わがままを言ったりしながら、私が私らしくしていられることを許されてここに居させていただける・・・。 南無阿弥陀仏
私にとって高山って何なのかしら・・・? そんな意味のない問いに、「南無阿弥陀仏に帰らせていただく御縁処」 との答えをくださっているような気がします。

「ただ、奈っちゃんに聞いて欲しいんや!」 という大きな願いの中で許されている私ってどんなん? という 「私のモノガラ」 を、今回もこの身にホンのチョット聞かせていただいて・・・、 でも、そのホンのチョッとの真実に、毎度のお決まりコースで、自分で自分を責めてしまうおバカな私・・・。
そんな私はこれから先も変わることがないでしょう。 これを自ら、また他人からいかに責められようとも、私の如来さまだけはこんな私を責められはせず、「ゴメンネ」と 私の業を謝ってくだされる・・・・・。
如来さまが、苦悩のイバラに雁字搦めにされて、孤独に泣いている私を見つけてしまったその日からずっと・・・、 世自在王仏のみもにて、私一人のために頭を下げてくださったその日からず~っと・・・、 ずっと ず~っと 頭を下げ続けてくださってる・・・・・。 
そうさせているのは私です。 
「お願いだから聞いてください」と額を地に擦りつけておられる如来さま・・・、 「わたしに力がないばっかりに、苦しい思いをさせてゴメンネ」と、如来さまを謝らせているのは私なのです。
それなのに当の私は、聞く耳も持たず、このマナコは曇り、 「真実」というものからかけ離れたところで 「我よし!」 と大きな顔をして、この頭を下げることの出来るような輩ではないという高座布団に座ったまんま・・・。
自分が死んで行くとも知らずに・・・、 その行く末も知らずに・・・、 いい気になってふんぞり返ったまんま・・・、 これを何とも思わずに、頭を下げられている如来さまを踏みつけにしているのです・・・・・・。

この二日間、「真実」と「現実」との区別もつかない今生事に染まりきって、仏も法も皆無の私のまんま、そんな私を丸ごとそのまんま、高山の法水にドップリとつけていただきました。
でも、法水から出て肌の水気も乾いてしまえば、何にも残っていない・・・・・・  南無阿弥陀仏
不思議です。 そんな私が何を感じて涙を流すのか・・・・・・  南無阿弥陀仏
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