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地獄は一定住みかぞかし [心]

精神的に落ち着く暇のないのは私の性分でもありますが、ここ最近は特にいろいろな事に気を回さなければならないことが多いせいか、体調の方も少し不安定な感じであります。
もし、誰にも気を使うことなく、自分が自分であるがままに私速度の時間を過ごすことが出来たならばどんなに気楽かしら…、なんて夢を思い描いたりなんかして・・・、 やっぱり疲れているのかしら・・・?

昨日は、Oさんの御本を読ませていただきながら少し自分に入り込み過ぎてしまったため、心身のバランスを失いかけました。 もちろん、御本は縁となっただけで、あきらかに自業自得です。
その時のことを、ここには書きたくない! ・・・ というが本心です。
でも、「偶然」という「必然」のご催促があり、「書くべき…と言うことかしら・・・」と思い立って書く決心をいたしました。 ただ、その時そのままの感情は既に過去の産物でしかありませんので、それを回想しながら、今、思うところをここに書いていこうと思います。

直球で衝撃を受けたのは、私の罪の重さでした・・・・・。
「私さえよければいい」とか、「私が一番大事」とか、その「オレが~!」の心があるということはG先生からもよく聞かせていただき、本当にそ~だなぁ と 肯定せざるを得ない自分を観させていただいておりました。
でも、そんな生ぬるいものではありませんでした・・・。 自分を甘く買い被っておりました・・・。
「自分さえ助かればいい」のその先には、「他人の不幸を喜ぶ心」があって、その上、「人を地獄におとしめることを生きがいとしている」・・・。  そんな、地獄の鬼よりも恐ろしい私だったのだと知らされました・・・。
今まで、「私ほどの悪人はおりません! 他の誰よりも私が一番の悪でございます!」などと、チラッとでも観せられた折にはこれを口に出しておりましたが、今、知らされた私の悪は、言葉に出来るような甘い悪ではありません。
自分が自分であることを拒絶したくなるような得体の知れぬ怪物・・・、底知れぬ悪が私の正体でした。

誰が何と言おうと、私は絶対に救われない! 決して救われるはずがない!! 人を地獄に蹴落とすことを何よりの楽しみとして生きている私が、「どうか私の後生を助けてください」だなんて・・・、 誰にモノ申す! 何をほざいておるか! 我をよく見よ!!!
堕ちるのは私でした・・・・・  私に、地獄より他に行き場などないじゃない・・・・・
言葉にならない悲鳴が胸を貫き、呼吸が乱れ、頭が割れるように痛くなり・・・、でも、誰も助けてくれない。
独り生れ来て、独り死しても、せめてこの世に居る間だけは孤独とは無縁でありたいと願い、孤独を偽って生きて来たのですが、どんなにこれを否定しようとも、孤独という事実はここにあるのです。
そして、すべてを背負って私が堕ち行く世界は、私自身が築き上げた世界であり、その「私の地獄」という世界を作り上げることを私は何よりの楽しみとして生きていながら、そこへは行きたくないだなんて全く矛盾しています。

でも如来さまの御本願がある・・・、南無阿弥陀仏も聞かせてもらってる・・・、 って? それはムシがよすぎるんじゃない?!?!?
私は地獄から生れ来て、地獄へと帰って行くのです。 それは私を観ればあきらかで、いた仕方のないことです。
仕方がないですって?! そんな言葉で諦められるものか!! 私は堕ちたくないんだ!!! 怖いのはイヤなんだ! 痛いのもイヤ! 苦しいのもイヤ! 寂しいのも、悲しいのも、辛いのも、イヤ! イヤ! イヤ!
地獄なんかに行きたくない・・・ 私は自分の責任なんて果たせない・・・、 ただ堕ちたくない! 絶対に堕ちたくない! 堕ちたくないったら堕ちたくないの!!

・・・・・・ だけど、  地獄は私の故郷なのです・・・、 今の私の住みかなのです・・・・・・  
指先の力がめけるように、しがみついていた思いから手を放した瞬間・・・、私はなすすべもなく堕ちて行きました。 そしてそこには、地獄へと堕ちていく私をほんわりと受け止めてくださる「力」がありました。

無始より迷い続けてきた私ですが、その「力」は教えてくださいました。 私は親元で誕生したのだと。
真実の親よりその子どもとして生れ来て、真実の親の愛に育まれながらも、その親の愛がわからずに逆らいながら悪に手を染め、悪を愛するようになってしまいました。
そして真実を見る目を失い、真実を聞く耳も失い、暗黒の闇を好んで、生れ・死に・生れ・死に と 繰り返す内に こんなにも悪を重ねて、既に手の施しようのない私になっていました。
でも、親は見捨てなかった・・・。 こんな私を見捨てはしない、放ってはおけぬと・・・。
真実の親は、ずっと ず~っと どんな私であっても愛し続けてくださっていました。

私は、その親に手を引かれて帰るのです。 最初の最初に生まれた場所に、親と一緒に帰るのです。
それは、私の願いではなく、真実の親の願いでした。  南無阿弥陀仏
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