SSブログ

「業」ってなに? [随筆日記]

「魂の記録」というのは、「業の履歴書」とも言えるのでしょうか。
人は、フッとした瞬間に魂の記憶を垣間見ることがあると聞きました。
でも、「業」って何なのでしょう・・・・・?
私がやっている全ての「行為」だというのは聞いて知ってはいるのですが、「業」って何なんだろう・・・?
そんな質問をしたら、「業というのは、身・口・意の三業のことで、「身業」は行動のこと、「口業」は言動のこと、そしてその大元ともいえる「意業」は心で思うこと、この三業で作り続けているものが阿頼耶識にため込まれ・・・云々 などと説明をしてくださる方もおられると思いますが・・・、 でも・・・、よくわからないけれど、私はもっと別なことを聞きたいような気がします。

お釈迦さまが教えを説かれる以前から、「三世」だとか、「因果の道理」という思想があったのだと聞きました。 でもそれは、真理を知らぬ人々の作り上げた空想の産物であったということも聞きました。
そんなことを頭の片隅でモヤモヤっと考えていたからでしょうか・・・、 「業」って何? なんて疑問を自分の中に繰り返してしまうのは・・・。

今日は、お昼を過ぎた頃から不調に見舞われて、そんな体調の優れない時には、フルボディーのレッドワインのようなどす黒い赤紫色の世界が全身を覆っているような感覚で、なんだか自分の「業」という激流に飲み込まれながら、そして酔っぱらいながら溺れ流されているみたいです。
でも、時々息継ぎをするために水面に顔を出すことの出来る瞬間があって、その一瞬だけはフワッと楽になれるのですが、でもまたすぐに激流に飲み込まれ、魑魅魍魎とした妄想の世界でもがき苦しんでいるような・・・。
このどす黒い赤紫色の激流から、ピョコンと顔を出し時にだけ垣間見ることの出来る世界は、子供がクレヨンで描いたような薄黄色の光の世界です。 熱くもなく、寒くもなく、眩しさもなくて、ただ ただ 心地いい光の世界です・・・。
熱にうなされた身体に翻弄されている時には、こんなヴィジョンのシネマを見ながら、「生」について、そして「死」について、フッと考える時間をいただけます。 でも、どれもこれも全部私の妄念妄想です。 だから、答えはないんです・・・。

「業」もそう・・・。 いくら考えたとて、答えの出ることではないのでしょう・・・。
たとえ答があったとしても、それは知識レベルにとどまる程度のものであるか、あるいは私の智慧ではとても受け入れることなど出来ぬものであるかのどちらかでありましょう。
それに、今の私には、自分が何に引っかかっているのかすらわかっていないのですら・・・、まったく、どうしようもないですね~。

ただ、夢見心地に熱にうなされながら脳裏に見たことを、ここに書き留めておきたかっただけなんです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

言い訳赤いガーベラ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。