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蓮如上人の御命日 [御法座・仏法]

ここしばらく、なんやかんやと山あり谷ありしんどくて、BLOGの更新がなかなか出来ませんでしたが、おかげ様で随分と回復してまいりました。 ご心配をくださった皆様、この場を借りて、どうもありがとうございました。m(__)m


今日、3月25日は、蓮如上人の御命日です。
蓮如上人と言えば 『御文章(御文)』ですが、その第一号は、1461年3月、蓮如さま47歳の時に、道西(善従)さまに宛てて書かれたお手紙だといわれており、『帖外御文章』に記載されていると聞きました。

 当流上人の御勘化の信心の一途は、つみの軽重をいはず、また妄念妄執のこころのやまぬなんといふ機のあつかひをさしをきて、ただ在家止住のやからは、一向にもろもろの雑行雑修のわろき執心をすてて、弥陀如来の悲願に帰し、一心にうたかひなくたのむこころの一念をこるとき、すみやかに弥陀如来光明をはなちて、そのひとを摂取したまふなり。
 これすなはち、仏のかたよりたすけましますこころなり。またこれ信心を如来よりあたへたまふといふもこのこころなり。
 さればこのうへには、たとひ名号をとなふるとも、仏たすけたまへとはおもふべからず。
 ただ弥陀をたのむこころの一念の信心によりて、やすく御たすけあることのかたじけなさのあまり、如来の御たすけありたる御恩を報じたてまつる念仏なりとこころうべきなり。
 これまことの専修専念の行者なり。 これまた当流にたつるところの一念発起平生業成とまうすもこのこころなり。 あなかしこあなかしこ。


そして最後の『御文章(御文)』は、1498年12月15日、蓮如上人84歳の時に、法敬坊さまと空善さまに宛てて書かれたお手紙が、現存するお手紙の最後のお日にちとされていると聞きました。

 南无阿弥陀仏の体は、すなはちこれ願行具足のいわれなりとしるべし。また、機法一体ともこれをまふすなり。夫衆生ありて、南无と帰命すれば、すなはちこれ願のこころなり。
 抑帰命というは、衆生の阿弥陀仏をたのみ後生たすけたまへとまふすこころなり。すでに南无と帰命するところにをいて、やがて願も行も機も法も一体に具足するいはれなるがゆへなればなり。
 これによりて、善導大師は、南无といふはすなはちこれ帰命なり、またこれ発願廻向義なりと釈す。
 されば、南无と帰命するところに、すなはち願も行も具足せしむる道理なり、とこころうべきものなり。
 されば、衆生の阿弥陀仏に後生たすけたまへとまふすこころは、われらもおなじく阿弥陀仏とならんとねがいひまふすこころなりとおもふへきものなり。 あなかしこあなかしこ。
予が身体によそへてかくのごとくをかしきことをつらねはんべり。
 老が身は六字のすがたになりやせむ。 願行具足の南无阿弥陀仏なり。


そして、3月25日(明応8年)に、山科本願寺にて85歳で示寂されました。

参考 : http://porta.ndl.go.jp/Result/R000000008/I000015084

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